教習所奮闘記(1段階)    

バイク
■2006年(平成18年)

point  4月16日(日)雨のち晴れ  1段階 1・2時間目

家を出たときには強い雨足でしたが、教習所へ着く頃には日差しが出て晴れてくれました。
雨の中での教習は嫌だったので良かったです。

教習所へ着いた私は原簿(大型二輪は緑色の原簿)をもらって配車手続きを行い、二輪教習コースへと向かいます。
ここの教習所は二輪コースと四輪コースとが別にあるので、普通自動車が走行していない分、思いっきり走れるところが良いです。

初めての教習者には事務員の方から、大型二輪の教習時に付けるゼッケンの色(ここでは緑色)、そしてプロテクター(ひじ・ひざ・背中)の保管場所などを教わり、 装着して教習時間が来るまで待機します。ちなみにゼッケンは8番です。

【1時限目 M教官】(1時間目)
基本的に一人の教官に3名までの教習生がつくらしいのですが、今日は私を入れて2名の教習生がつくことになりました。
もう一人の教習生の方も、私と同じで一段階の1時限目の教習とのことです。

この時間の教習は、発進とブレーキの動作と、ある速度からブレーキをかけて速度を落としきってから、ギアチェンジを行う練習をしました。
そして問題も無く1時限目を終えました。



【2時限目 I教官】(2時間目)
2時限目も先程と同じ教習生の方と二人で一緒に教習です。
今回の教官は女性で優しそうな方です^^

今回の教習は、左折で小回りする時の半クラの使い方、そして低速走行を主に教習を行いました。
左折小回りはギアをセカンドに入れて半クラにしながら左折する練習、そして、 低速走行はギアをローに入れ、半クラの状態でコースをそのまま走行する練習です。
半クラの状態で教官の後をついて行くのですが、時間も押し迫った頃、教官がその半クラの速度で一本橋を渡り始めました。
私もちょっと緊張(一本橋が苦手なもので・・・)しながら後を追います。
何とか落下せずに渡れてホッとしました。

ここで2時限目の終了です。

原簿を返され、次の予約を入れます。
次の予約は5時限目になりますが、次週の日曜日の時間がすべて埋まってます。
その日曜日の前日(土曜日)に2時間予約を入れてあるので、 日曜日予約が出来たら、連日教習が出来てよかったのですが、空いていないので、更に翌週(29日)の土曜日に1時間予約をいれました。
5時限目は基本的に一段階の見極めになるため、1時間しか予約ができません。

18日の深夜、ふとネットからも予約が出来ることを思い出し予約状況を見てみたら、23日に空き時間が出来ていることがわかりました。
これは連日教習が出来ると思い、即29日予約した分をキャンセルして、23日に1時間予約することが出来ました。



point  4月22日(土)晴れ  1段階 3・4時間目

今日は先週教わった通り、ゼッケンやプロテクターを装着して教習時間が来るまで待ちます。
ゼッケンは8番が空いていなかったので、3番を着けることにしました。
私は8番が好きなので空いてなくて残念です。

【1時限目 M教官】(3時間目)
今日は教官に私を含む三人の教習生がつきました。
一人は先日一緒だった方で、もう一人は若い男性の方です。

今日の教習は、スラロームと一本橋の教習を主に行います。
スラロームは教官からいろいろと注意を受けました。
まずはニーグリップが出来ていないこと。
そして、アクセルを吹かすタイミングが悪いこと。
更に、目線が下を向いているということです。
目線を気にしているとニーグリップが出来ていないと叱られ、ニーグリップを意識していると目線が下へ向いていると叱られます。
教官から『何度言ったらわかるんですか!!』と怒鳴られ、 『バイクはイスに座って運転するのではなく、足でタンクを挟み、足とタンクで運転するんです!』と言われました。
すると教官は、教官が乗っているバイクの後ろへ私を乗せ『はい、私(教官)をタンクだと思って、足でグッと挟んで下さい。 そしてこれからスラロームを行なうので、アクセルを吹かすタイミングが来たら、肩に乗せている右手でグイっと握ってくださいね。 タイミングが合っているかどうか確認をしますから。』と言うのです。
教官がスラロームへ向かい始めます。
後ろに乗っている私はタイミングを考えながら、ここだと思うところで右手をグイッと握ります。
最初は遅いだの早いだのと言われてましたが、何度と繰り返して行くうちにタイミングが良くなって来たのか、 「それでは、タイミングが判ってきたと思うので、バイクから降りて下さい」と言われ、自分のバイクでスラロームの練習を始めます。
そしてその教官は、もう一人の教習生を捕まえ、自分と同じように教官のバイクの後ろに乗せスラロームの教習を行なっていました。

次に一本橋の教習に入ります。
一本橋は何度と繰り返しましたが、なんと!一度も落下せずに終える事が出来ました。
もちろん、ニーグリップが出来ていないとか注意は受けましたが、これは嬉しいことです!
しかし、タイムは良くて9.6秒だったので、そんなに喜んではいられません。



【2時限目 S教官】(4時間目)
2時限目も先程と同じ教習生の方達と一緒です。
この時間は、スクーターでの教習です。
教習所ではスクーターの体験をさせて頂くのですが、感想としては低速走行が非常に難しかったです。(低速走行を苦手としている私だからかもしれませんが・・・)
一応スクーター体験ということで、一本橋・クランク・S字を行なったのですが、一本橋・クランクは最悪です!
原因は、ニーグリップと速度調整が出来ない分、安定性を欠いてしまうことです。
どれだけニーグリップが大事か、ここでよーくわかりました!

次回の教習は見極めと言うことで、見極め時に走るコースを教官から教わり「今のコースを走ってもらうので、コースを憶えて下さい。」とのこと。
まぁ、そんな難しいコースでもないので、楽勝に憶えられます。
明日は見極めです。雨が降らないことを願うだけです。


point  4月23日(日)曇り  1段階 5時間目

今日のゼッケンは8番です。

そして、見極めの教官は前回4時限目の時と同じS教官です。
この教官、前回4時限目の時から喋り方が誰かに似ているなぁーと思っていたのですが、ようやくわかりました!
長州小力」に似ているのです。本当にそっくりですよ^^;

見極めを始める前に、ここで初めて教官へ免許証の提示を行ないました。
免許証の提示は見極めと卒業試験の時にだけ行なうとのことです。

いよいよ、1段階の見極めが始まります。

【1時限 S教官】(5時間目)
見極めは私と若い男性の二人です。

教官が「それではまず、ウオーミングアップをしましょう」と言う事で、教官・私・もう一人の教習生の列を作りコースを何周か走行します。
ウオーミングアップを終えると、私を先頭に1段階見極めとしてのコースを走ることになりました。
私の後にはもう一人の教習生が続き一緒に見極めを行います。
スタート地点から少し走るとまず一本橋へ行きます。
なんと、ここで初めて一本橋を落下してしまったのです。
緊張?とも思いましたが、1段階の見極めくらいで緊張をしていたのでは、試験場で試験なんか受けられません・・・よね!?
気分を取り直して、次にS字・クランク・坂道発進を行なったところで教官が「まぁ、1段階としてはいいですね」ということになり、
「それでは、1段階の見極めの時間ですが、2段階の予習をしましょう」ということになりました。
ここからが私にとって悪夢が始まるのです。

まず、教官の後を追うように一本橋へ行きます。
この時、一本橋へ行く際、左小回りをしてから一本橋へ行くのですが、この小回りをしている途中で左足を着いてしまい、 教官からクラッチの使い方や小回りの仕方が全く出来ていないと指摘されました。
教官が言うにはクラッチの使い方が雑なのと、あと乗車姿勢が悪いと言うことです。
ここから教官と私とのマンツーマンの特訓が始まったのです!^^;
もう一人の教習生には、自由練習をするように言っています。

マンツーマンでまず行なったことは、教官の後ろに私を乗せ、教官がクラッチをどう使っているか見るようにとのことでした。
一本橋・S字・クランクと行い、教官のテクニックを見せ付けられた感じです。
それから教官のバイクを降り、教官の後ろを追うようにS字→クランクを何べんも繰り返し行います。
これを繰り返していく内に、クランクで失敗する事が増えて来ています。
それを見ている教官が「はい先を見る!手前は見ない!」「クラッチの使い方が雑!」と、私をバカにするかのように繰り返して言います。
そして、更にS字→クランクを繰り返していく内にS字までコケてしまい、もう自分が下手な苛立ちと教官からバカにされている言葉でとうとう爆発です!
転倒しエンストしたのでエンジンを掛けようとしたが、なかなか掛からなかったので、もう頭に来てバイクの右ステップをガンガン上から蹴りながら(何故蹴ったか忘れました)、 「くそったれ!!」「馬鹿たれが!!」など、自分の中で叫びながら蹴っていたつもりが、 「馬鹿たれ!!」という言葉が声になって出ていたらしく、その場に居た別の教官が「まぁまぁ」と私を落ち着かせます。
それを見ていたS教官が「それでは1速で発進したら一気に4速まで入れて、アクセルを吹かしながらエンストしないようにクラッチを繋ぎ、ゆっくりと走ってみて下さい」と言って来たのです。
たぶんクラッチの使い方が悪いので、クラッチの繋ぎ方の練習でもするんでしょう。
言われたように1速で発進したら、すぐ一気に4速まで入れエンストしないようにアクセルをブンブン吹かしながらクラッチを繋ぎ、 エンストしそうになったらクラッチを切ってはまたアクセルをブンブン吹かしてクラッチを繋ぎの繰り返しで前へ進みます。
これをコースの半周行なったところで時間終了となりました。
これで見極めを貰えるのかと思っていたら、見極め貰えました。

教習が終りプロテクターを外していたら、S教官が私の腹をポンと叩き「クラッチの使い方は、今のを見る限り(一気に4速へ入れての練習)出来ていますね。出来ていないと、あーは動きませんから。 そして、S字・クランクは2段階に入っても練習するので、そこで頑張って下さい」とのことです。^^;
ちなみに2段階からは1段階とは別のコースを行なうということです。ここの教習所はいろいろとコースを覚えるのが面倒臭い!です。






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